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二子玉川で寄り道 民芸品や現代作家の食器が買える和食器店「KOHORO」後編

二子玉川駅のほど近く。
高島屋の裏手の静かな小道に、器と生活雑貨のお店「KOHORO」はある。

通常は、日本各地の民芸品と現代作家の器を取り混ぜて並べているが、月に一回ほどのペースで企画展も行われている。

「期間中はその作家さんの作品だけになるので、お店の雰囲気もまったく変わって面白いですよ。木工や染布など、器以外の企画展も行っています」(店長・恩田さん)

普段の「KOHORO」の店内も、器だけにとどまらない。
羽釜やせいろ、すり鉢、鉄瓶......。昔ながらの暮らしの道具が、土間を思わせる空間にしっくりとおさまっている。

「昔からある道具って、やっぱりいいものが多いんですよね。鉄瓶に入れたお湯でコーヒーをいれると味がまろやかになるし、ご飯もおひつに移すと、木が余計な水分を吸ってくれるからおいしくなる。うちは30~40代のお客様が多いのですが、皆さんご自分の生活に柔軟に取り入れていらっしゃいますよ」(恩田さん)v

動物や植物をモチーフにした型染めの手ぬぐい。7月には企画展も予定

動物や植物をモチーフにした型染めの手ぬぐい。7月には企画展も予定

ほっこりとした形に癒される。カップ3150円、ピッチャー8400円

ほっこりとした形に癒される。カップ3150円、ピッチャー8400円

アースカラーの器類は、和食はもちろんパスタやエスニック料理にも

アースカラーの器類は、和食はもちろんパスタやエスニック料理にも

鉄瓶に入れたお湯でコーヒーをいれると味がまろやかになる。和食器店「KOHORO」

ひとつひとつ微妙に形の違う器。
職人の手で作られた、古きよき暮らしの道具。
それらには、大量生産品にはない独特の味わいがある。

梅雨を迎える季節。部屋で過ごす時間が多くなるからこそ、身の回りにこういったものを置いてみたい。それは、何よりも心を豊かにしてくれるだろう。

店長の恩田さんも、自分なりの雨の日の過ごし方を語ってくれた。

「何も用事がなければ、やっぱり家で過ごしますね。まずは、コーヒー豆をいつもよりゆっくり挽いて。私は器をその日の気分で変えていますが、雨の日ならば時間もあるので、大きめのカップにするかもしれませんね。普段は飲まないカフェオレをカフェオレボウルで飲むのもいい。そんなふうに、普段と違う器を使って特別な時間を味わってみてはいかがでしょうか」(恩田さん)

窓をつたう雨をながめながら、温もりのあるモノたちに囲まれて過ごす時間。それこそが実はとびきりの贅沢かもしれない。

Shop information

店名:KOHOROコホロ(http://www.kohoro.jp/

住所:東京都世田谷区玉川3-12-11-1F

TEL:03-5717-9401

営業時間:11:00-19:00

photo_ nobuyuki sasaki
text_minami karino
edit_miwako matsuzaki