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花屋では異例の暖房入り店内「日常の花屋」としてのこだわり perfume(パフューム)前編

渋谷や下北沢に近いながらも、閑静な住宅街が広がる世田谷区・代田。
代田の駅からさらに10分ほど歩いたところにある花屋「perfume(パフューム)」は、軒先に色とりどり花が並び、白いペンキが塗られたメルヘンな佇まい。親子連れが多く行きかう住宅街にとても馴染んで見える。

一般的に花屋は、入り口のドアが解放された市場のような雰囲気で、商品である生花は温度管理できるようガラスのショーケースに入れられていることが多い。

しかしパフュームの入口ドアは閉ざされている。そのドアを開けて入ってみると、ショーケースは見当たらない。花瓶に活けられた花の間からは、アンティークの雑貨や人形も顔を覗かせている。

「店名につけた『パフューム』は香りという意味で、店に入ってきたお客さんに見た目だけでなく香りまで楽しんでワクワクしてほしいから。そのためにも、手に取りやすく、香りも嗅ぎやすいようにディスプレイしているんですよ。アンティーク雑貨は、完全に僕の趣味(笑)。お花と一緒に雑貨を眺めて楽しんでくれたらいいなと思って。

花は高級品ではなく、仕事帰りにフラッと立ち寄って花を1本買って帰る、みたいな日常的な使い方をしてくれればありがたいですね」(店主・窪田直秀さん)

花と一緒に店主の趣味であるアンティーク雑貨も並べられている。ブラブラ眺めていると、意外な花のアレンジがわいてくるかも

花と一緒に店主の趣味であるアンティーク雑貨も並べられている。ブラブラ眺めていると、意外な花のアレンジがわいてくるかも

カーネーションとフリージア(ともに200円税抜き)。「1本だけでも気軽に買っていってほしい」と窪田さん

カーネーションとフリージア(ともに200円税抜き)。「1本だけでも気軽に買っていってほしい」と窪田さん

切り花を長持ちさせるコツは「毎日水を変えて、花瓶も洗うこと。それと、数日おきに茎を2~3cmきり戻ししてあげて」

切り花を長持ちさせるコツは「毎日水を変えて、花瓶も洗うこと。それと、数日おきに茎を2~3cmきり戻ししてあげて」

花屋では異例の暖房入り店内「日常の花屋」としてのこだわり perfume(パフューム)前編

また、店内は暖房が入っている。これも、一般的な花屋ではあまり見られない光景ではないだろうか。

「切り花は、ある程度室温が暖かくないと茎が水を吸い上げてくれないし、冷たい店から暖かい自宅に持って帰ると、急に花がしおれてしまうという声も聞く。できるだけ、お客さんの家の環境と同じにしていたいんです」(窪田さん)

花をショーケース外にディスプレイしている分、水・金の週2回とこまめに花を仕入れることで鮮度を保っているのだそう。訪れた日は、カーネーションやフリージアなどが、1本200円(税抜き)から売られていた。しかし、それもよく変動するという。

「花の値段の下げどきはとても難しいと思いますが、花は生鮮品だと思っています。
確かに悪くはなってないけれど一番ベストなときを過ぎたら、値段は下げていくなり、バックルームに下げるなり、お得意さんに差し上げるなり、場合によっては破棄するのも、利益率は悪くてもこれが花屋の仕事だと思っています」(窪田さん)

花の良し悪しは、スタッフの目利きの腕にあり。
日々花屋に通って、自分のライフスタイルに合う花を選んでもらうというのもいいかもしれない。

Shop information

店名:perfume(パフューム)(http://www.perfume-web.com/

住所:東京都世田谷区代田1-34-15

TEL:03-3422-8080

営業時間:平日・土曜10:00~20:00、日曜・祝日10:00~19:00(木曜定休)

photo_sakiko wada
text_yui tanaka