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モノセレクター HIROCK 前編

おしゃれで機能的なモノばかりを集めた情報サイト「Fresh News Delivery」の管理人でモノセレクターのHIROCKさん。独自のセンスが光る彼のセレクトは常に感度の高い人々に注目され、サイトは月間100万PVを超える。

「モノセレクターの僕がこだわって集めているのは、芸術品ではなく“日用品”。
日常で使うモノのなかから、より美しいものや日常に楽しさをもたらしてくれるデザインを探し出して紹介しています。

お財布や文房具、トイレットペーパーにヤカンなんて、みんな必要なモノですよね?
僕はそれを買うときに、人よりも強いこだわりを持って、ひとつひとつを選んでいるんです。

その基準は、友達に“ねえ、これ知ってる?”と思わず言いたくなるモノ。

たまに、何もかも選び過ぎて疲れちゃう時もありますよ(笑)。
だけど妥協するんだったら、僕は買わないし、置かない。
それは徹底していますね。

なぜなら、それが僕の自己表現だから。

音楽家が妥協せずに音符を並べていくのと同じで、
僕は音符の代わりにモノを妥協せずに並べているんです」

モノセレクター HIROCK 前編

そんなHIROCKさんは、元々アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザイナー出身。会社員としてサイトデザインにもかかわりながら、2005年に自身のサイト「Fresh News Delivery」を立ち上げた。

「グラフィックデザインをしたり、VJとして活動するなかで、自分のホームページを作ろうと思ったのが“Fresh News Delivery”を始めたそもそものきっかけです。

最初は作品を並べてギャラリーのように見せる定番のデザインも考えましたが、それではつまらないかなと。

どういう方法がいいかと考えた時、自分の好きなものを並べていくと自分らしさがはっきり見えてくることに気づいたんです」

こうして始めたサイトはおしゃれに感度の高い人々の間で話題となり、彼のモノを選ぶ審美眼はひとつのブランドとして確立する。

月刊誌「iPhone Magazine」での連載「FRESH TALK」や、『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』の著書も出し、今や人気モノセレクターとなった。

「サイトを始めた頃は、海外のおしゃれな雑貨を取り上げているブログ記事や、海外のテレビドラマなどを見て、気になるグッズを調べたりしていました。

今は自分の感性にピンときたものを、海外国内関係なく選んで紹介しています。

僕はデザインやコンピューターについての知識も、全部独学なんですよ。
学校は高校とその後に入った調理師学校しか行っていません。

でも、それが逆によかったのかもしれませんね。
きっと学校で学んでいたら、好きなものが嫌いになってしまったかもしれないから」

今年のお正月に手に入れた高崎だるま。毎年地元の群馬に帰った時に買うそうで「今年はゴールドの気分」とか

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メリケンサックの形をしたiPhone5用カバー。「面白さ重視のアイテムも好きですね。でも実はこんな風に話せて便利だったりして(笑)」

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USB電子ライター。ボタンを押すとニクロム線が発熱する。「アウトドアや風が強い時でもガンガン使えます」

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プロフィール

HIROCK(ハイロック)

モノセレクター/メディアクリエーター/Fresh News Delivery 管理人

アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。アップルを代表するグッドデザインなプロダクトやガジェットをこよなく愛し、月間100万PVの超人気サイト「Fresh News Delivery」の運営や、月刊誌「iPhone Magazine」での連載「FRESH TALK」などで活躍中。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』(http://www.freshnewsdelivery.com/book/)。

Fresh News Delivery :http://www.freshnewsdelivery.com/
HIROCKリルログ:http://www.rirelog.com/archives/author/hirock

photo_naomi kinoshita
text_miwako matsuzaki
edit_yu koyanagi