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「我が家へようこそ」おもてなしが大好き Eva's Kitchen主宰 小田美保子 後編

15年続く料理教室「Eva's Kitchen」主宰、小田美保子さん。料理だけではなく、教室の生徒さんを出迎えたり客人をもてなしたりすることが大好きだという。

1月の取材時、ご自宅へお邪魔した際も「今日のライターさんとカメラマンさんは2人とも女性なのね。じゃあ女性用のスリッパを出すわ」とスパンコールのついたかわいいスリッパを用意してくれた。さらに「そろそろバレンタインデーだから」と、手作りチョコレートとお茶をいただきながらのインタビュー。テーブルの上にはろうそくと、ハート型のコースターが並んでいる。

「料理で一番大事なのは愛情」と言う小田さんが持つおもてなしの心を掘り下げてみたいと思った。

「お客さまが玄関に入った瞬間からおもてなしだと思っています。インテリアも月ごとに変えていて、クリスマスの時期が一番盛大に飾り付けるの。お正月は真っ赤なテーブルクロスを敷きました。

おもてなしで大切にしていることは季節感。我が家で季節を感じてもらえたらいいなと思って。季節ごとのお花も欠かせません。大好きな近所のお花屋さんはずーっと昔からの長い付き合い。ここのお花のセンス、すごくステキなのよ。

教室の15周年の節目に私のレシピ本を出版したときも、季節感を大切にしたかったので春には春、夏には夏のお料理を撮り溜めて、丸々一年かけて完成させました。

このとき、生徒さんたちに料理の盛り付けをやってもらったの。最初は皆、『プロじゃないからできません』なんて言っていたのに、いざやってみたらお互いにアイディアを出しながら素晴らしい盛り付けをしてくれました。

出版記念パーティーは、大好きなお花屋さんで開いてもらって。皆で作り上げた大切な本になりました」(小田さん)

料理もテーブルコーディネートも、相手の喜ぶ顔を目指して

小田さんの本は料理が活き活きしていて美しく、まるで料理のグラビア写真のようだと感じた。これがすべて素人の手によるコーディネートだと聞かされて本当に驚いてしまった。季節感を大切にした小田さんのおもてなしを、生徒さんも学び取っていたのかもしれない。

写真の隅に写りこんだちょっとしたキッチン雑貨も料理に華を添えている。小田さんのキッチンを見渡すと、色とりどりの小物が溢れていた。

「面白いもの、かわいいものが大好きで、キッチングッズはたくさん持っています。見てこの雪だるまのバターナイフ。クリスマスのテーブルコーディネートにぴったりだと思わない? 海外に行くとついキッチン雑貨の店に入り浸って、どんどん買ってしまうの(笑)。

お皿もたくさん持っていて、『収納上手ね。どこにこれだけ隠していたの?』とよく言われます(笑)。ポルトガルの伝統的なお皿があるんだけど、キャベツの葉っぱの形で内側にも小さなキャベツの葉がついていて、最初からソース皿がくっついているの。面白いでしょ? アフリカ土産でもらった動物型のピックは、ヒョウやイノシシのデザインでとってもかわいい。大好きなものに囲まれると、キッチンがより好きになります。

お皿を変えるだけで料理の雰囲気もガラッと変わるので、この料理にはこのお皿が合うかな、と考えながら料理するのも楽しい。自分はセンスがなくてうまくできないって思っている人にこそ、自信を持ってやってもらいたいですね。必ずできるから。

献立もテーブルコーディネートも、やっぱり相手の顔を思い浮かべることが大事。喜ぶ顔を見るとうれしいし、しかも『おいしい』『楽しい』って言ってもらえたらもっといいですよね」(小田さん)

丁寧に作られた料理をこだわりの食器や小物で出せば会話が弾む。楽しい会話をしながらの食事はおいしいはずだ。キッチンは日常の場所だからこそ、幸せな日常を生み出すことができる。そう考えるとキッチンに立つのが楽しくなるように感じた。

お気に入りの花屋「工房花屋」で。ここでコーヒーを飲みながら世間話する日もあるとか

お気に入りの花屋「工房花屋」で。ここでコーヒーを飲みながら世間話する日もあるとか

お気に入りを見つけるとすぐ買ってしまうのでこんなにたくさんバターナイフが

お気に入りを見つけるとすぐ買ってしまうのでこんなにたくさんバターナイフが

キッチンカウンター。小田さんは食材がモチーフのキッチングッズがお気に入りのよう

キッチンカウンター。小田さんは食材がモチーフのキッチングッズがお気に入りのよう

プロフィール

小田美保子 おだみほこ

1953年、東京都出身。料理教室「Eva's Kitchen」主宰。レシピ本『Eva's Kitchen キッチンに立つことが大好き!』(2013年、Eva出版刊)では季節を感じられる料理を紹介。その他、チーズ、ワイン、野菜、調味料に関する資格を多数保有、セミナー講師も務める。
レシピ本のご購入は小田美保子mihokooda@aol.comまでご連絡をいただいても構いません。
ウェブサイト:http://www.evas-kitchen.com/index.html

撮影協力

工房花屋http://www.koubou-hanaya.com/index.html

住所:東京都世田谷区上用賀5-8-11

TEL:03-3708-7350

営業時間:9:00~19:00 年中無休

アンティークを取り入れた店舗は、生花の販売だけでなく喫茶スペースもあり。パーティーやブライダルでの利用も相談可能。

photo_momo yago
text_ yui tanaka (press labo)