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起源は1920年代!? "花の24年組"とは? 少女漫画の歴史

長年愛される少女漫画の始まりは一体いつ頃だったのでしょうか。時代とともに移り変わってきた表現やストーリーの変化や、諸説ある一番最初の少女漫画と言われる作品を知って、もっと少女漫画を楽しみましょう。

●1920~1950年代、諸説ある少女漫画の元祖
少女漫画の元祖には諸説あります。
日本最初の職業漫画家として知られる北澤楽天が『時事新報日曜付録・時事漫画』に1928年から連載した『とんだはね子』が、初めて少女を主役にした漫画だったという説がまずひとつ。
そして、1935年に『少女倶楽部』で連載された倉金章介の『どりちゃん バンザイ』、1938年に『少女の友』に連載された松本かつぢの『くるくるクルミちゃん』が先駆けだったとされる説も。
女性が書いた少女漫画としては、1951年に『月刊少女ブック』で連載された上田としこの『ボクちゃん』が最初という説が有力です。

●発達する少女漫画の技法とジャンル 1950年代後半~1960年代
1950年代後半から、少女漫画ならではの技法が発達します。背景に花を書き込む、まつ毛の長いきらきらした瞳などの少女漫画特有の絵柄はこの時代に生まれました。
1960年代半ばにはかわいらしい絵柄だけだと思われていた少女漫画にも、ラブコメやスポーツもの、ギャグやドラマ性をもった作品が多く現れます。

●少女漫画の枠を超えた斬新な表現 1970~1980年代
そして、1970年代に入ると、花の24年組と言われる萩尾望都、大島弓子、山岸涼子、竹宮惠子が登場。SFやナンセンスギャグ、ファンタジーやボーイズラブなどを取り入れた斬新な表現に注目が集まりました。
1980年代には等身大の女性を描いた作品が人気を集める傾向に。それまであまり取り上げられなかった性描写や仕事に関する悩みを描いたものが多く見られます。

●ボーダレス化する少女漫画と青年漫画 1990年代~現在
1990年代には、少女漫画と青年漫画を股にかけて活躍する作家が数多く登場。
少年が少女漫画を読み、女性が青年漫画を読むことも一般化しました。また、大人が少女漫画を読むこともごく普通に。『NANA』や『のだめカンタービレ』がドラマ化や映画化されてヒットしたことにより、普段漫画を読まない層にも購読者を広げました。

さまざまな時代背景を反映し、題材や読者層を広げながら、今も愛される少女漫画。これからも、どんな作品が生まれてくるのか楽しみですね。

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