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本当は怖い花言葉! 意味深な花言葉10選

花言葉とはギリシャ・ローマの神話時代に由来したもの。花は神からのメッセージを宿していると考えられ、19世紀のイギリスで流行しました。人の細やかな心の機微を表した花言葉の中にはちょっぴり怖いものも。その由来をお伝えします。

1.トリカブト
「あなたは私に死を与えた」
天然毒としてはフグにつぐ猛毒を持つことからきた花言葉。しかし、この意味はあくまでもフランスでのもの。イギリスでは「騎士道」「騎士の武者修行」「栄光」などの意味を持つそうです。

2.リンドウ
「悲しんでいるときのあなたが好き」「あなたの悲しみに寄り添う」
リンドウは漢字で書くと「竜胆」。根が「熊の胆(い)」よりも苦いことから「竜の胆(最上級に苦い)」の意味でこの名前になったそうです。その根は、胃痛などに効く鎮静剤として用いられています。もしかしたら、この花言葉も「体が辛くても治してあげる」という意味で使われているのかもしれませんね。

3.ブドウ
「酔いと狂気」
一説によると、旧約聖書の「ノアの方舟」の部分にぶどう酒が登場したことから、この花言葉になったそう。しかし、「陶酔」「好意」「信頼」「思いやり」「親切」「慈善」「人間愛」などポジティブな意味の花言葉のほうが多いようです。

4.クロユリ
「呪い」
標高2000メートルを越える高山帯に分布する高山植物。ミヤマ(深山)クロユリとも呼ばれ、北海道にはエゾクロユリが自生しています。その他の花言葉は「恋」。アイヌ民族の間では、恋する人の近くにこの花をそっと置いておき、相手が手に取れば恋が叶うという伝説があるそう。おまじないという意味合いで「呪い」という言葉が使われているのかもしれません。

5.睡蓮
「滅亡」
エジプトでは「太陽のシンボル」とされ、神聖な存在とされる睡蓮。他の花言葉では、「清純な心」「甘美」「優しさ」「信頼」「純情」「信仰」などが。宗教画などによく描かれていることから、輪廻転生の意味も含んでこの花言葉があるのかもしれません。

6.クワ
「ともに死のう」
ギリシア神話での恋人同士の悲劇が起源の花言葉。悲劇の恋人同士が流した血でクワの実が赤く染まった、という伝説から生まれたとされています。そのほかの花言葉は「彼女の全てが好き」など。命を賭けても構わないほどの恋という意味が込められています。

7.ワスレナグサ
「私を忘れないで」
ドイツの伝説がこの花言葉の由来。乙女が川に流れる花束を欲しがり、騎士がその花束を取ろうとしたところ、急流に流されてしまい「私を忘れないで」と叫んだところから生まれたと言われています。乙女は騎士との約束を守って、花を生涯髪に飾り続けたそう。また、フランスでは友情のシンボルとされています。

8.オクラ
「恋によって身が細る」
整腸作用や胃の粘膜の保護作用があるオクラ。恋によって身が細ってもオクラを食べれば安心なことから、この花言葉が生まれたのかもしれないですね。

9.オトギリソウ
「恨み」
鷹の傷を治す秘薬として、誰にもこの草のことを口外しないようにしていた鷹匠が、草のことを話してしまった弟を切り殺してしまったところからこの名前と花言葉が生まれたとされています。他の花言葉は「信心」など。

10.月下美人
「はかない美」
夜に咲き始めて翌朝にはしぼんでしまうことから、この花言葉が生まれたそう。他の花言葉は「はかない恋」「繊細」「快楽」「ただ一度だけ会いたくて」「強い意志」など。一晩限りの美しさを表した花言葉ですね。

作られた当時の花言葉と今の花言葉は、時代を経ていくうちに変わってしまったものもあるそう。また、それぞれの国によって、異なる花言葉が伝えられています。現在日本で親しまれている花言葉は、独自に提案されたものが多く、花に携わる人たちが、その花に合った言葉を考えるなどして広がっています。奥深い花言葉の歴史を知ると、よりいっそう花の世界が楽しめそうですね。

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