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ちょっと贅沢お作法

一晩おいたお茶は飲んじゃダメ! お茶の豆知識

毎日の生活に欠かせないお茶。その由来や起源はどういったものなのでしょうか。また、お寿司屋さんでお茶が出る理由や宵越しのお茶を飲んではいけないとされることにもきちんと意味が。お茶の豆知識を学びましょう。

■お茶の起源は実は偶然!?
お茶の起源には諸説ありますが、ひとつは中国から。紀元前2700年頃の天地創造時代の神話の中に、三人の皇帝が登場します。その中の炎帝神農氏は医術の神であり、水を煮沸して飲むことを人々に教えました。
炎帝神農がある日、喉が乾いたのでお湯を沸かすと、突然に風が吹き、小さな木から3枚の葉が釜の中に入りました。お湯の中でその葉をしばらく煮出してみると、美しい翠色となり、飲んでみれば香り高く味も良く、たちまち人々の間で評判になりました。そこから、お茶を飲むことが始まったとされています。

■インドでは眠気覚ましが起源
また、インドではお茶の起源には別の伝説があります。禅の修行のため、海を渡って中国の少林寺にこもった、当時インドの第三王子であった達磨大師。座禅修行を始めたはいいが、三年目にして猛烈な眠気に襲われます。達磨大師は修行を続けるために、瞼を切り取って捨て、眠気を追放しようとしました。すると、切り取った瞼を捨てたところに一本の木が生えてきます。達磨大師が驚いてその葉を食べてみると、たちまち眠気が消え、無事に修行を完遂することができました。その木がお茶の木であり、そこから人々に伝わったという説です。

■寿司屋でお茶が出るのはなぜ?
また、お茶の起源としては最初は飲み物としてではなく、薬として利用されていたという説も。現在でもお寿司屋さんでは大きな湯のみでお茶が出てきます。これは生ものであるお寿司は時に食あたりの心配があるので、お茶を飲むことで除菌効果を期待しているから。昔から受け継がれてきた生活の知恵ですね。

■宵越しのお茶を飲んではいけない理由
ひと晩を越したお茶を飲んではいけないのは実はきちんとした理由があります。お茶殻にはタンパク質が含まれていて、ひと晩経過したお茶はそのタンパク質が腐敗してカビが繁殖する可能性があります。また、出がらしに残るタンニンが酸化するので、胃腸が炎症を起こす場合も。お茶はその場で煎れたてを楽しみましょう。

知っているようで知らないお茶の豆知識。知っておくとよりお茶の世界が楽しめそうですね。

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