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ちょっと贅沢お作法

傘の雑学

日傘は黒がいいとされるのはなぜか、撥水加工と防水加工の違いとは、傘の手元についている透明パックの意味......。日頃当たり前に使っている傘ですが、考えてみると不思議なことがたくさん。ちょっとした豆知識をお伝えします。

■日傘は黒がいい?
日光を遮断するなら黒がいい、と言われ、ここ数年では日傘や晴雨兼用傘なら黒が一番の売れ行き。そのきっかけはテレビで『紫外線をカットするなら黒い日傘がいい』という特集がされたからだそう。確かに濃色は紫外線を吸収しやすいものですが、黒の日傘だからといって100%紫外線をカットするわけではありません。あくまでもほかの色と比べて紫外線をカットする効果があるというだけです。

■色の濃い傘はその分、色あせも激しい
黒のほうが紫外線をカットするということは、その分、生地の褪色も早くなります。特に綿や麻などの天然素材は色焼けが激しいようです。日焼けのあとがついているのは大抵、濃色の傘。紫外線を吸収する分、どうしても傷みが早くなってしまうのです。

■一番紫外線カット効果が高いのはシルバーの日傘
黒の日傘は紫外線を生地で吸収することでカット効果があるものですが、シルバーの日傘の場合は紫外線を反射することでカット効果を持たせます。日光を反射させるのでその分、黒の日傘を使うより涼しく感じる方も多いのだとか。また、紫外線カット効果も黒よりもシルバーのほうがおおむね高いそう。しかし、見た目が眩しいので少々周りに迷惑かもしれません。このあたりはそれぞれの好みと言えそうです。

■撥水加工と防水加工の違いは
よく傘に書いてある防水加工と撥水加工。このふたつの違いをご存知ですか。防水加工は樹脂コーティングなどの加工で水を通さないようにするもの。汗の水蒸気なども通さないので蒸れる欠点があります。そして、撥水加工は水や油を通さずに空気や熱を通すもの。撥水加工は表面張力を小さくして水滴の浸入を防ぐものなので、気化した水蒸気を通すことができるのです。

■傘の手元の透明なパックの意味
傘を購入すると手元部分に透明なパックがされています。ほとんどの人がそのまま使いますが、天然素材の竹や桜などでできている取っ手なら、透明パックをとってつかいましょう。使うほどに手になじみ、風合いがでてきます。カッターなどで手元を傷つけないように注意して取り除くだけです。しかし、籐で編みこまれた手元などは透明パックで固定しているので、パックは取らないこと。パックを外すと藤がばらばらになってしまう可能性があります。

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