平日のちょっと贅沢なライフスタイルマガジン Daily Premium Calendar

テーマ「夜」

歌人の鈴掛真です。『贅沢短歌』では、皆さんの毎日のちょっとしたエッセンスとなるように詠ったオリジナル作品を、創作のコツと共に毎週ご紹介していきます。

8月のテーマは「夜」。心と体を休める一日の終わり。穏やかになったり、寂しくなったり、様々な思いが巡るひとときです。きらめく夜空のようにロマンチックで、そしてちょっぴりエロティックな歌を集めました。
第3週目には皆さんからの公募短歌をご紹介、第4週目には好評のWEBラジオも配信!それでは鈴掛真が、奥深い短歌の世界へ誘います。

  • ぼくたちはひとつになりきれないから朝が来るまでギュッてしてよう
  • バスタブの外に溢れる湯が示す僕と君とを足した体積
  • 交わし合う言葉の数を星にして部屋一面に描く星座図

僕の短歌を初めて読んだ人たちから「短歌ってこんなにラフでいいんだ!」と言われることが多くあります。難しい言葉や堅苦しい表現は必要ありません。3首目の「ギュッてしてよう」は、例えば「抱きしめ合おう」でも良かったわけですが、それでは平坦で面白くありません。「ギュッ」という擬音が、歌の中に“温度”を与えてくれます。会話をするように、メールをするように、肩の力を抜いて詠ってみましょう。

プロフィール

鈴掛真(すずかけ しん)

鈴掛真(すずかけ しん)

歌人。
Twitterとブログ「さえずり短歌」で作品を随時発表。短歌インスタレーション、朗読LIVEなど、これまでに無い新たな短歌の表現を追求している。セオリーは「短歌のスタンダード化」「ポップスとしての短歌」。著書に『好きと言えたらよかったのに。』(大和出版)がある。また、日本における同性愛への偏見の解消にも取り組んでいる。

http://ameblo.jp/suzukakeshin/